歯周病とは3
投稿日:2016年11月30日
カテゴリ:未分類
今回は、歯周病の検査方法についてお話していきます。
当院の行う初診の流れとリンク致しますが、現在のお口の中の状態を把握するために、まずは、問診票やカウンセリングにより不安な部分や質問などをお受けして、治療計画を立案するための参考にさせて頂きます。
この際には、なるべく患者さんが、些細な事でもお話ししやすい環境に努めています。特に初回の診療においては、担当となる医者との関係、これからどのような検査•治療が行われるのか、痛みを感じるものになるのかなど、どなたも不安になるのは当然ですので…。出来る限りお時間を取り、関係構築に努めています。
次に、より具体的な状態把握のために、検査を行っていきます。
ひとつめは、レントゲン撮影を行います。全体像(パノラマ写真:①)から必要により特定部位のX線写真(②)を撮影する事により、見た目ではわかりにくい歯を支えている骨(歯槽骨)の状態、骨の密度などを調べ、進行段階を確認していきます。
① パノラマ写真 ②特定部位X線写真
ふたつめとして、歯周病の進行状況の時にも記しました、ポケットの深さを確認するための、歯茎の検査(プロービング検査)を行います。プローブという針状の器具を使用して、歯と歯肉のすき間に軽い圧を加えて差し込みます。痛みはほとんどありません。(健康の状態では1〜2mm程度)一般的には深くなるほど歯周病が進んでいると考えられます。
上記のプロービング検査とレントゲン検査を組み合わせる事で、個々の歯の歯周病の進行状態を把握する事が出来るのです。
次回はこの他の検査方法についてもお話して見たいと思います。
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