虫歯(う蝕)の解説

投稿日:2016年8月2日

カテゴリ:大矢歯科ブログ

歯科医院に受診される、大きな病因のひとつに「虫歯」があります。

虫歯の原因とは…

お口の中には、無数の細菌が繁殖しています。そのひとつに、「ミュータンス菌」があり、この菌が、糖質の高いものを食べると、口の中で活発に反応し、住処とするネバネバした歯垢(プラーク)を形成します。

食後に歯磨きの習慣がなかったり、磨き残しなどで、歯垢を放置してしまうと、益々繁殖を行い、『酸』を発生します。

歯は、この酸に非常に弱く、エナメル質内部から溶け出します。(カルシウム、リン酸など)これが虫歯の原因です。

子供の頃から、チョコレートやキャラメルなどを食べた後、必ず歯を磨くように言われたのも、そのためですね。

虫歯の進行について

受診され、医師や衛生士が口腔内を拝見した時、C(シー)という言葉を聞いた事があると思います。これは、虫歯を意味すする言語で、1~4の番号に分類します。

大まかな分類
 C1:エナメル質の虫歯
 C2:象牙質の虫歯
 C3:歯の神経に至る虫歯
 C4:歯根のみになった虫歯

個人差はありますが、C1の初期段階で虫歯の発見が出来れば、痛みも少なく短期で治療も完了する事が出来ます。残念ながら、定期的に歯科受診を行っていない場合は、冷たいものがしみる、痛みを感じないと来院する事が少ないため、その分、虫歯が進行し、治療にも相当な時間を要します。特に、神経の処置を行うまでになると、歯自体の寿命も短くなるのが現実です。

大切な自身の歯を削ったり、抜くような事の無いように、日頃からの歯磨きの習慣と、定期的なお口のチェックを、ぜひ当クリニックに受診下さい。

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